医局長より

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慶應義塾大学病院消化器内科のホームページにようこそ。
入局を決めている先生、まだ迷っている先生、消化器疾患に興味があるけどどの施設でトレーニングを受けるか決めかねている先生、あまり興味はないけど話だけでも聞きたい先生、一度是非連絡をください。



慶應義塾大学消化器内科の特徴

慶應義塾大学病院消化器内科は常に患者さんの視点に立ち全力で診療治療に取り組む信念を持ち続けています。伝統を重んじながらも常に時代のニーズに応えるべく新しい風を取り入れようと考えております。現在の金井教授は2013年に教授就任された内科学教室では一番新しい教授です。また30代―40代前半の比較的若いスタッフが臨床・研究ユニットの指導者として教育を行っています。慶應病院だけで60名程度の医局員が在籍しており、アットホームな雰囲気の中、日々切磋琢磨しながら、日常診療、研究、教育に取り組んでいます。

1) 基本を大事にしながら最先端の医療を行っています

大学病院というと専門性の高い疾患ばかり、限られた患者さんを診療しているイメージがあるかと思います。当院消化器内科の特徴としては、大学病院としての先進的診療を遂行しながら(炎症性腸疾患の先進的治療、肝不全に対する集学的治療、肝悪性腫瘍に対する低侵襲治療と予防医療、がんプロフェッショナルプランの包括的腫瘍医療研修、膵癌、胆道癌などの悪性腫瘍に対する内視鏡的インターベンションや化学療法、早期消化管癌に対するESD、新しいデバイスを用いた小腸疾患の診断など)、胆管炎、消化管出血、大腸炎などcommon diseaseを取り扱うことも多く、緊急内視鏡などの処置に触れる機会も比較的多いなど、バランスのとれた臨床研修を行える環境にあります。

臨床グループは、上部消化管下部消化管消化器腫瘍肝臓胆膵消化器内視鏡と6つの班に分かれ外来・病棟業務、臨床研究に取り組んでいます。いずれの診療チームにも経験豊富な専門医が多数そろっており、症例も多岐にわたります。病棟業務は専門スタッフ、卒後5-7年目消化器内科医師、後期および初期研修医、医学生で屋根瓦のチームをつくり患者さんの診療にあたっています。また当然なことではありますが患者さんに対する温かい心と強い信念をもったものが当たり前のように評価される教室だと自負しています。


2) 世界のトップレベルを目指した研究をおこなっています

研究については臓器別ではなく、大きく再生、免疫、腫瘍、機能(ユニット)にわかれ、臨床グループと研究グループが横断的に意見交換できる環境にあります。研究内容も多岐にわたり、臨床に応用還元できるBench to Bedside researchを信念に日夜研究に励んでいます。また臨床研究を中心に行う大学院も採用しており、臨床研究や医師主導治験を主体的に立案、遂行するプログラムもあります。最近の研究成果の中にはNatureやImmunityなどの一流誌に掲載されたものもあり、臨床教室にいながら世界のトップレベルの研究が可能な環境にあります。こういった環境は市中病院における研修ではなかなか感じることのできないものだと思います。

グループ(班、ユニット)間に垣根はなく、全員でとことん考える、互いの意見をぶつけあう、困ったときは学年、年齢に関係なく誰にでも相談できる、といった熱いながらも温かいアットホームな環境・雰囲気を大切にしています。


3) さまざまな背景を持った先生が入局しています

よく他大学の医局や病院の先生から慶應病院は「慶應卒」がほとんどで入り込みにくいのでは、という質問を受けることがあります。現在当科の卒後10年目以下の先生の約半数は慶應大学以外の出身の先生であり、出身大学による隔たりは全くありません。北は札幌医科大学、南は琉球大学、また、海外の大学出身の医局員もおり、多種多様性のあるバランスのとれた医局です。和気藹々とした雰囲気の中、結束が強くて仲の良いのが慶應消化器内科の特徴の一つでもあり、入局者は最高の環境で医師としてのキャリア形成が出来ると自負しています。また入局時の卒後年数も3年から12年目と様々です。入局前の職位についても、大学院で研究をするために初期研修終了後早期から入局した先生、慶應の関連病院以外で後期研修終了後に入局した先生、慶應の関連施設で消化器内科医としてのキャリアを積まれたあと入局した先生、他大学や専門施設で炎症性腸疾患や腫瘍の専門医として活躍されていた先生など入局前の背景はさまざまです。  女性医師も数多く活躍しており、出産後の産休、育休制度もしっかり有しています。消化器内科は扱う疾患が多く、内視鏡検査、超音波検査などの手技を学ぶことができることより、結婚・出産されてもさまざまな分野で活躍ができる可能性がある意味でメリットが大きいと思います。


4) 多くの関連病院での研鑚を踏むことが可能です

現在関東を中心に30施設以上の教育関連病院の先生方と密に連携をとりながら臨床・教育・研究を行っています。大学と積極的な臨床研究の共有、人的交流をはかりながら、幅広い知識を有した専門スタッフの指導のもと、充実した研修が可能となっています。症例の種類、質ともに充実した病院が多く、さらに内視鏡治療、化学療法、炎症性腸疾患診療などについては基幹病院ながら専門性の強い病院もあり、各人の要望に応じて充実した研究が可能です。また、大学病院と関連病院の間で、症例検討会などを通して、積極的にディスカッションを行うなど、切磋琢磨しながらお互いがレベルアップしていけるような機会を設けています。

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入局後のキャリアパス

通常卒後5年目から消化器内科医としてスタートし、卒後8年目まで大学病院内で勤務します。入局時、入局後途中から大学院に入学することも可能です。以下にモデルケースを示しますが、入局後のキャリアパスは個人によって異なります。教授やスタッフと相談しながら、オーダーメイドのキャリア構築が可能です。興味のある事、やってみたい事などがあれば、積極的に相談していただければ、きっと力になれると思います。

卒後5年目

主に病棟業務(一般病棟、ICUなど)を行います。
基本的な検査手技(上部・下部内視鏡)、腹部超音波、透視、肝生検等)を習得します。

卒後6-7年目

専門グループに配属され、病棟業務に加えて専門性の高い検査・治療手技(ERCP、消化管出血に対する内視鏡的止血術、消化管早期癌に対するEMR/ESD、胆道ドレナージ、肝細胞癌に対するRFA等)を習得します。
基礎研究・臨床研究を開始します。

卒後8年目

グループの若手スタッフとして検査・治療手技のさらなる習得と若手医師の指導を行います。研究成果をまとめて、学位の準備を行います。また、各種専門医の資格の取得を目指します。

卒後9年目以降

慶應病院、関連病院のスタッフとしてさらに専門教育を受けます。 国内・海外留学により基礎・臨床研究を発展させます。

入局を考えている先生方へ

私たち医師を取り巻く環境は決して生やさしいものではありません。当教室での研修においても日常の業務の中で壁に当たることもあると思います。教室員全員で喜び、悲しみ、そしてその先にある充実感を共有し、技術面のみならず精神面においても共に成長できる魅力ある教室でありたいと考えています。
少しでも当教室に興味を持っていただいた方は、下記まで連絡をお待ちしています。

平田 賢郎(平成19年卒)

e-mail: shokakinaika@ml.keio.jp

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