腫瘍ユニット

 

佐藤俊朗准教授が2009年に腸管上皮幹細胞培養技術(腸管オルガノイド培養)(Sato T et al, Nature. 2009)を開発してから、様々な臓器のオルガノイド培養が可能になりました。また、オルガノイド培養はCellのSnap Shotで取り上げられ(Sato T et al. Cell 2015)、更にはScienceの2013年10大科学技術に選出され, 総説特集ではオルガノイドが表紙を飾るなど(Sato T et al. Science 2013)注目を集めており癌研究、再生領域への応用が日進月歩で進んでおります。


当研究室においても大腸、胃、膵臓、胆管のオルガノイド培養を用いて、ゲノム編集技術の導入、癌幹細胞を標的として創薬スクリーニング系の確立、豚・マウスへの腸管上皮移植、炎症性腸疾患・大腸ポリープからの発癌機構の解明などをテーマに実験データを着実に積み上げています。


その成果として2015年にはCRISPR-Cas9による大腸オルガノイド遺伝子改変の結果をまとめた論文をNature Medicine (Matano M et al. Nature Medicine 2015)、Nature Protocol(Fujii M et al. Nat Protoc. 2015)での報告を果たし、特にNature Medicineでは表紙を飾り世界から高く評価されました。


また、2016年には55症例の大腸癌オルガノイドをライブラリー化し全ゲノム配列の解析、マウスへの移植、Niche因子要求性の検討を行った結果をCell Stem Cellでの発表を控えており(Fujii M et al. Cell Stem Cell. 2016 in press)、他のメンバーも後に続けと日々実験に励んでおります。



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