専修医カリキュラム

来年度以降の入局方法が変わりました!

これまでの慶應義塾大学医学部内科学教室では、初期研修後(研修先は問わず)、卒後3年目、4年目に内科学教室の後期研修プログラムに入り、総合内科医としての力を十分につけた上で、5年目に各診療科に入局するプログラムが確立していました。
しかし、専門診療科を早く決めて、スペシャリストとして早くから腕を磨きたいという若い医師のニーズに応えるべく、平成27年度より内科学教室の専修医カリキュラムが新設されることになりました。
これにより、入局を考えている皆さんの様々なニーズに答えることが可能になったと考えています。
ぜひ皆様の入局をお待ちしています。

当教室の専修医カリキュラムの特徴

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消化器内科の疾患は消化管および肝臓、胆道、膵臓などカバーすべき臓器も多く、また、良性疾患と悪性腫瘍、急性疾患や慢性疾患と多様性に富んでいます。日常診療では外来患者数・入院患者数も極めて多く、プライマリーケアの柱であるcommon diseasesを担当するという側面も持っています。一方で、当教室は内視鏡治療、炎症性腸疾患(IBD)治療などではすでに世界をリードする集団となっていますし、一般消化器外科肝移植班と連携を取りながら行っている肝不全に対する集学的治療(血液浄化療法から肝移植まで)など、各分野でレベルの高い診療を行っているのが当教室の特徴です。
臨床では大学病院ならではの貴重な症例も多く、消化器内視鏡などさまざまな検査や治療手技を習得しながら消化器内科医として研鑽を積むことが出来ます。 臨床と研究のどちらを極めるか、臨床医としてジェネラリストとスペシャリストとのどちらを目指すのか、各自の希望を尊重しながら超一流の人材を輩出してまいります。

消化器内科 専修医プログラムの紹介


【助教入局コース】

消化器内科に助教として入局するコースです。

  • 1.専門医早期選択コース NEW!
  • 2.内科全科ローテートコース
  • 3.その他(他病院で内科医、消化器内科医として研鑽を積んだ後、5年目以降で中途入局するケース)

1、2について下記に詳細を説明します。
3.その他では、例えば一般病院の後期研修医として研修した後、内視鏡手術、ラジオ波焼灼術など一つ世界トップレベルのエキスパート技術を身につけるために、5、6、7年目くらいに入局する先生方もいます。
他院で勤務している方で我々の教室に興味を頂いた方はいつでもご相談ください。


【大学院進学コース】

大学院の入学時期に決まりはありません。卒後3年目でも、卒後5年目以降でも、あるいは他院で研修を受けた方々も入局も歓迎です。(詳しくは、博士課程・修士課程をご参照ください。)

助教入局コース

これまでの最も一般的な入局者は、初期研修終了後、3年目で内科学教室の後期研修プログラムに入り、5年目で消化器内科に入局するというパターンです。 しかし、来年度以降は、消化器内科医を目指すことを決めた医師が早い段階からトレーニングを積むことができるコースをつくりました。 以下に各コースで消化器内科を選んだ場合のカリキュラムの流れを紹介します。

1. 専門医早期選択コース NEW!

初期研修医の早い段階で消化器内科医を目指すことを決めたならば、お勧めのコースです。
卒後三年目から消化器内科領域の症例や指導体制が充実した関連病院に出向し、消化器内科医として早い段階からトレーニングを積むことができます。

卒後1年目、2年目
(初期研修医)

初期研修医先は問いません。
ただし、初期研修で内科全般にわたり十分な研修をうけていることを条件とします。
2年次末に専門診療科(消化器内科)を決定します。

卒後3年目
(専修医1年次)
関連病院

卒後3年次に消化器内科に入局した場合、消化器内科教授が選択した関連病院に出向します。
一般内科として出向し8診療科にわたる内科研修を行いますが、関連病院内科研修担当と教授との相談の上、消化器内科に重点を置き、病棟研修、臨床検査(消化器内視鏡など)の研修を通して消化器内科医としての基礎的な知識、技能を身につけることも可能です。

卒後4、5、6年目
(専修医2-4年次)
慶應大学病院または
関連病院

さらに高度で専門化した訓練をうけます。下記の3つから1つを選びます。

  1. ジェネラリストとして消化器内科全般の診療に磨きをかける。
  2. サブスペシャリティーを選んで、スペシャリストとして歩み始める。
  3. 研究に重きをおく。

(上記スライド参照)

やる気次第で、複数掛け持つことも可能です。
この期間は慶應大学病院での研修を中心に行いますが、場合によっては関連病院に出向し消化器内科医としての腕を磨きます(教授が決定)。

卒後7年目以降

多くは関連病院に出向し、消化器内科医としてのトレーニングを積みます。
約2年毎に関連病院をローテートしながら、知識と経験を豊かにしていきます。



2.内科全科ローテートコース

卒後3年目(専修医1年次)に慶應大学病院にて内科全科ローテートを行う内科学教室従来のコースですが、従来までと違うポイントは、希望により、専修医1年次はじめより専門診療科を選択し、早い段階から当該診療科部長の指導も受けることが可能となります。

卒後1年目、2年目
(初期研修医)

研修先は、
①他病院での初期臨床研修
②慶應義塾大学病院の初期研修プログラム(『地域-大学循環コース』『大学病院一貫コース 内科推奨コース
のいずれでも可です。

卒後3年目
(専修医1年次)
慶應大学病院

慶應大学病院で全内科を7週間ずつローテートして内科研修を行います。
専門診療科(消化器内科)の決定は、卒後2年目末(初期研修終了時)または3年目末(専修医1年終了時)に行います。

卒後4年目
(専修医2年次)
関連病院

内科学教室教育関連病院の内科に出向します。
①卒後二年目末に専門科(消化器内科)決定の場合
出向先は消化器内科教授が選びます。一般内科として出向し内科部長ないし医長の指導のもとで当該病院のカリキュラムに従い臨床研修を行いますが、消化器内科に重点を置いて臨床研修を行います。
②2年次で専門科を決定していない場合
出向先は専修医1年次の研修成績により出向先関連病院を決定する。出向先関連病院では、内科部長ないし医長の指導のもとで当該病院のカリキュラムに従い臨床研修を行います。

卒後5年目、6年目
(慶應大学病院1年、
関連病院1年)

さらに高度で専門化した訓練をうけます。下記の3つから1つを選びます。

  1. ジェネラリストとして消化器内科全般の診療に磨きをかける。
  2. サブスペシャリティーを選んで、スペシャリストとして歩み始める。
  3. 研究に重きをおく。

(上記スライド参照)

やる気次第で、複数掛け持つことも可能です。

卒後7年目以降

多くは関連病院に出向し、消化器内科医としてのトレーニングを積みます。
約2年毎に関連病院をローテートしながら、知識と経験を豊かにしていきます。



3. その他(他病院で内科医、消化器内科医として研鑽を積んだ後、5年目以降で中途入局するケース)

上記3コース以外でも入局は可能です。
他病院、他大学で内科医、消化器内科医として臨床を積んでいる方にも門戸は開いています。研究、臨床いずれにおいても当科で研鑽を積んでみたいとお考えの方は、遠慮無く相談ください。