消化器内科における学生教育(臨床実習)

慶應義塾大学医学部消化器内科学教室は学生教育に力を入れています。内科講義、内科ケーススタディ講義に加えて臨床実習を担当しております。「診療参加型臨床実習の実施のためのガイドライン」に準拠して医学部5年生を対象として臨床実習を行っています。また、6年生になりますと、アドバンストポリクリとして消化器内科を選択された学生さんは、関連病院へ2週間配属となり、チーム医療とcommon diseaseへの対応を学んでいただいています。

臨床実習配布資料

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病歴要約サンプル

【臨床講義 内科学「消化器」(3年生)】

教育目標

消化器領域における診療の考え方を理解する。

講義予定 全30コマ

                                

月・日

曜日

時限

講実

授業タイトル

担当者

1

2018/1/9

3

講義

【総論】 消化器疾患の病歴と身体所見の取り方

金井隆典

【必修】

2

2018/1/9

4

講義

【臨床腫瘍】 臨床試験の考え方

浜本康夫

3

2018/1/11

1

講義

【総論】 肝胆膵疾患総論

小松弘一

客員准教授

4

2018/1/11

2

講義

【総論】 上部消化管総論

正岡建洋

5

2018/1/12

1

講義

【総論】 下部消化管総論

久松理一

客員教授

6

2018/1/12

2

講義

【消化管】 下痢、吸収障害

穂苅量太

客員教授

7

2018/1/15

1

講義

【総論】 消化管内視鏡と検査手技

緒方晴彦

8

2018/1/15

2

講義

【消化管】 機能性消化管障害

正岡建洋

9

2018/1/16

1

講義

【消化管】 治療内視鏡・小腸疾患

細江直樹

10

2018/1/16

2

講義

【画像診断】 肝、胆道、膵臓の画像診断とIVR

中塚誠之

放射線科

11

2018/1/17

3

講義

【肝胆膵】 胆道疾患(非腫瘍性)

岩崎栄典

12

2018/1/17

4

講義

【肝胆膵】 慢性肝炎

海老沼浩利

非常勤講師

13

2018/1/17

5

講義

【肝胆膵】 急性肝炎、急性肝不全

中本伸宏

14

2018/1/18

1

講義

【肝胆膵】 肝硬変、門脈圧亢進症

多田慎一郎

非常勤講師

15

2018/1/18

2

講義

【肝胆膵】 肝臓癌 内科的治療総論

塚田信廣

客員准教授

16

2018/1/18

3

講義

【臨床腫瘍】 消化器癌の内科的治療

高石官均

17

2018/1/19

1

講義

【消化管】 炎症性腸疾患

長沼誠

18

2018/1/19

2

講義

【消化管】 上部消化管疾患(非腫瘍性)

鈴木秀和

19

2018/1/22

1

講義

【臨床腫瘍】 消化管がん、消化管ポリポーシス

高石官均

20

2018/1/22

2

講義

【画像診断】 消化管、急性腹症の画像診断

奥田茂男

放射線科

21

2018/1/23

1

講義

【総論】 急性腹症の対応

岡村幸重

客員講師

22

2018/1/25

1

講義

【肝胆膵】 肝疾患症例検討・内科外科合同講義

中本伸宏

26

2018/1/25

2

講義

【肝胆膵】 膵疾患

樋口肇

非常勤講師

24

2018/1/26

1

講義

【消化管】 下部消化管疾患(憩室炎、感染症他)

岩男泰

25

2018/1/26

2

講義

【臨床腫瘍】 胆膵および原発不明がん

浜本康夫

26

2018/1/26

3

実習

【症例検討】 胆膵疾患

岩崎栄典

【必修】

27

2018/1/29

1

実習

【症例検討】 肝疾患

褚柏松

【必修】

28

2018/1/29

2

実習

【症例検討】 上部消化管疾患

正岡建洋

【必修】

29

2018/1/30

3

実習

【症例検討】 下部消化管疾患

長沼誠

【必修】

30

2018/1/30

4

実習

【症例検討】 消化器腫瘍

浜本康夫

【必修】

評価

授業の出席率、講義内容をもとにした筆記試験の成績により評価します。

【臨床講義 内科ケーススタディ(4年生)】

教育目標

症例検討スタイルで、代表的な疾患について症候の解釈、診断の手順、 鑑別診断、治療法の選択などを包括的に理解し、その他多岐にわたる内科疾患に対応していくための 学習の方法論も体得する。

講義予定

全17コマ中3コマを担当しております。「腹痛」、「黄疸」、「悪心嘔吐」という症状から複数例の症例を提示し、それらの診断、鑑別、治療方針の決定にむけた検討を行います。

                                

月・日

曜日

時限

講実

授業タイトル

担当者

7

2018/1/12

1

講義

【消化器】腹痛

金井隆典

必修

9

2018/1/15

1

講義

【消化器】黄疸

岩崎栄典

必修

14

2018/1/18

2

講義

【消化器】悪心・嘔吐

正岡建洋

必修

評価

講義内容をもとにした筆記試験の成績により評価します。

【臨床実習(5年生)】

総目標

問題解決能力を有する医師としての素養を身に着ける。

個別目標

〇 医療面接および身体診察の技能を身につける。
〇 カルテ記載ができるようになる。
〇 担当症例の問題点の抽出とその解決の課程を体験する。
〇 プレゼンテーションの能力を高める。
〇 参加型臨床実習を通じてチーム医療としての医師の病棟業務を理解する。
〇 消化器内科領域で行われている検査の概要について理解する。

病棟実習の内容

実習期間は2週間です。上部+内視鏡、下部、肝、胆膵、腫瘍の5つの消化器内科臨床グループ(以下G)に希望に応じて1−2名ずつ所属し、各臨床Gの入院患者さんを1人担当します。各臨床G指導医から綿密な指導をおこないます、毎日早朝に患者さんを診察し、指導医よりフィードバックを受けます。1週目は内視鏡・外来・ラジオ波治療の見学と同時に、指導医とともに臨床実習をおこないます。2週目後半に各臨床Gの医師より症例検討クルズスをおこないます。病棟カンファレンス、教授回診において患者さんの病状のプレゼンテーションの練習をします。

conference_1.jpgのサムネイル画像

カンファレンスでの症例提示


kaishin_1.jpg

教授回診でのプレゼンテーション


評価

各指導者より知識・技能(①病歴聴取と身体診察:②診療録記載とプレゼンテーション:③医学的知識、病態の理解、データ解釈)、④学習態度(出席状況、積極性、自習性、向上心、責任感など)を評価します。これに実習サマリーの成績を合わせて最終成績とします。


【臨床実習(6年生)】

総目標

問題解決能力を有する医師としての素養を身に着ける。

内科クラークシップ到達目標

〇 内科的診断・治療プロセスの習得
〇 基本的診療知識にもとづき、情報を収集・分析できる。
〇 得られた情報を元に、問題点を抽出できる。
〇 病歴と身体所見等の情報を統合して、鑑別診断ができる。
〇 診断・治療計画を立てられる。
〇 医師としての基本的態度を取得する。
〇 病歴聴取、診療録記録、プレゼンテーションの仕方を取得する。
〇 患者さんと接することで、身体診察の基本手技を取得する

具体的な実習予定

初日は大学医局に集合しオリエンテーション、その後医学部5年生に対して腹部診察に関する指導をお願いしております。午後より学外施設実習となり、学外実習のスケジュールなどは各施設にて指示を受けてください。

学外協力施設

宇都宮済生会病院、佐野厚生総合病院、国立病院機構埼玉病院、埼玉社会保険病院、東京歯科大学市川総合病院、永寿総合病院、東京都済生会中央病院、北里研究所病院、日野市立病院、川崎市立川崎病院、日本鋼管病院、けいゆう病院、横浜市立市民病院、平塚市民病院

評価

実習先の担当者の評価と、実習後の報告書をもとに、教授、教育担当者により評価します。


文責:学生担当 岩崎栄典・水野慎大