慶應義塾大学医学部内科学教室 > 内科専修医募集 > 専修医からのアドバイス > 2010年

専修医からのアドバイス

2010年

  1. 「プロブレムは1つですか?」 正木 克宜君
  2. 「慶應大学病院内科に入局して」 黒岩 信子さん
  3. 「内科医としての第一歩を充実した環境で」 國富 晃君
  4. 「素晴らしい仲間のいる慶應義塾大学病院内科へ是非」 谷口 友理さん

バックナンバー

2015年2014年2013年2012年2011年2010年2009年2008年2007年2006年

プロブレムは1つですか?

正木 克宜君(内科専修医)

 「ハリソンを通読しろ」と言われたことはありますか?病棟実習で「全部読んでやろう!」と興奮してあの分厚い本を手にしたものの、読むのはもっぱら便利なマニュアル本...というのが普通でしょう。患者さん抜きで本を読んでも頭の中に定着しないので、よほど勉強好きでない限りハリソン通読は非現実的だと思います。
 それでは「ハリソンを『通読』しろ」と言った先生たちは何を伝えたかったのでしょう?それは内科学の診断と治療において人体のシステム全体を俯瞰する必要性ではないでしょうか。内科患者のプロブレムが1つであることは稀です。例えば急性期のショック患者さんでは昇圧薬、呼吸管理、抗菌薬、腎代替療法、血糖コントロール、鎮静、栄養...などの知識が求められます。
 慶應内科では最初の1年間は大学病院内をローテートし、次の1年間は一般内科医として関連病院に出向します。将来、専門内科医として高い頂きへと知識や経験を積み上げるにあたり、この最初の2年間は広い裾野を形成する期間となると考えます。
 私は歩くハリソンにはなれません。でもこの1年間で指導頂いたオーベンから内科各分野の的確なアドバイスを享受することができました。そのオーベンも数年前までローテータだったので、我々が直面する課題を理解してくれます。これは全員が全科をローテートする方式ならではの財産です。皆さんと一緒にこの財産を共有し、そして育てていけたら素晴らしいなと思います。

正木 克宜君(内科専修医)

TOPへ戻る

慶應大学病院内科に入局して

黒岩 信子さん(内科専修医)

 はじめまして。突然ですが、皆さんは後期臨床研修をどのように過ごしたいと考えていますか?私は聖マリアンナ医科大学を卒業後、東京歯科大学市川総合病院で初期臨床研修を行いました。地域の中核病院として様々な疾患を経験してきました。そこで出会った先輩医師は専門の科のみならず、内科全般の知識と経験を基に多岐にわたる科の診療にあたっていました。皆さんと同じような時期にふと将来どのような姿でありたいかを考えて、思い描いたのはそんな先輩方の姿でした。内科全般のしっかりとした土台を築いた上で専門分野に進もう、そう決意して慶應義塾大学病院内科学教室への入局を決めました。大学での内科ローテートを終えようとしている今、その選択は正しかったと実感しています。各科をローテートすることで、それぞれの科の視点から見た疾患へのアプローチを知ることができました。またその中で数々のオーベンと出会い、医師としての姿勢・人生観を見て感じ取ることができるのは、慶應義塾大学病院後期研修の最大の魅力だと思っています。後期研修は医師としての基盤を築く大切な時間です。しっかり悩んで選んでください。皆さんにお会いできる日を心待ちにしています。

黒岩 信子さん(内科専修医)

TOPへ戻る

内科医としての第一歩を充実した環境で

國富 晃君(内科専修医)

 私は初期研修の1年目は慶應義塾大学病院で、2年目は川崎市立川崎病院で研修しました。1年間ずつ特色の異なる病院で研修したことで、様々な経験を得ることができ有意義な初期研修だったと感じています。慶應の内科専修医プログラムは、1年目は内科全科をローテートし、2年目は一般病院に出張、3年目に各専門科に帰室するというもので、希望すれば1年目または2年目から各専門科への大学院入学も可能であり自由に進路を選択できるのも魅力的だと思います。内科全科をローテートすることは将来専門科に進む上で遠回りではないかとの印象を持つ方がいらっしゃるかもしれませんが、初期研修ではカバーできなかった領域もバランス良く学ぶことができますし、様々な訴えや合併症のある患者さんの病態を把握し、的確な治療を行う能力を養う上で非常に良いシステムだと思います。また多くの教育熱心な指導医の先生方に恵まれ相談しやすい雰囲気であるのみならず、隣接するメディアセンターでいつでも豊富な文献にあたり自分自身で問題を解決する環境も整っています。慶應のみならず多くの他大学出身の同期たちと内科ならではの辛さや楽しさ、そしてやりがいを分かち合いながら、後期研修の集大成である4月からの一般病院出張を控え研鑽を積んでいる日々です。
 貴方のやる気と熱意に必ず答えてくれる充実した環境がここにあります。ぜひとも皆さんの入局をお待ちしています。

國富 晃君(内科専修医)

TOPへ戻る

素晴らしい仲間のいる慶應義塾大学病院内科へ是非

谷口 友理さん(内科専修医)

 私は大学、初期研修、後期研修と慶應大学でお世話になりました。9年間を振り返ってみて、常に身近に目標とする素晴らしい先輩がいたことをありがたく思います。自分が研修1年目の時、医師としての第一歩から指導をしてくださった専修医の先生が、2年後お会いした時にはさらに経験を積まれ頼もしいオーベンになられており、その姿に自分の将来の姿を重ね合わせて日々頑張ることができたように思います。当内科の特徴はローテート方式が取られていることです。コモンな症例だけでなく他病院では見られない珍しい症例に多く当たれ、それぞれの分野で特化した深い知識を持つすばらしい専門家の先生方の指導を受けられることは大きな魅力でした。カンファレンスも多く、勉強する機会が数多く与えられ考える力を培えたように思います。またモチベーションの高い仲間がたくさんいることも当内科の財産だと感じています。困った症例があった時は、皆が興味を持って相談に乗ってくれ、色々な意見を聞くことで道が開けることも多々ありました。自由で忌憚ない活発な意見の交換ができる当内科の土壌が、医師としてのスキルを育ててくれる大切な糧であると思っています。本プログラムでは週2回外病院に出ることになっています。大学病院で入院患者の日々の変化を考察し対処するのとは異なり、市中病院の内科外来・救急外来という実践の場を経験し、医師としての責任感を養うことができたと思います。
 自信を持って当内科をお勧めします。

谷口 友理さん(内科専修医)