慶應義塾大学医学部内科学教室 > 内科専修医募集 > 専修医からのアドバイス

専修医からのアドバイス

2016年

  1. 「専修医からのアドバイス」篠﨑 太郎君
  2. 「有意義な専修医研修」鳥光 拓人 君

バックナンバー

2016年2015年2014年2013年2012年2011年2010年2009年2008年2007年2006年

専修医からのアドバイス

 私たちの代では、内科に入局する場合、内科全科ローテートコースもしくは早期選択コースのどちらかを選択することが可能でした。私自身、内科には決めていましたが、専門とする診療科を決められずにいました。また、内科全般における総合的な診療能力を磨きたい、内科医である以上generalistでありたい、という思いが強くあり、全科ローテートコースを選択しました。 確立された指導体制のもと、非常に幅広い多くの疾患を網羅的に経験することができ、そして、尊敬できる素晴らしい先生方と診療を共にすることができます。一方で、チーム診療が主体であり、個人で治療方針を決めることはできません。また、手技や処置の機会も市中病院と比べて少ないのが実情です。しかし、それらを補って余りある知識や経験を得ることができます。TAVIなどの最新医療、肝移植患者の管理、骨髄移植患者の管理など、大学病院ならではの専門性の高い診療を学ぶことができると同時に、common diseaseのマネジメントや感染症との闘い方、ステロイド・免疫抑制薬の使い方、など内科診療の基礎を確実に作ることができます。さらに、各診療科の先生方とのつながりが沢山生まれるのも大きなメリットです。経験できる症例の豊富さ、そしてロールモデルとなる多くの先輩方と出会えること、そこに大学の全科ローテートコースで学ぶ意義や強みがあると私は思います。私自身この一年を振り返ってみて、大変充実した研修環境であったと強く感じると共に、4年目に向けて非常に良いスタートをきることができたと思っています。 generalな内科診療ができるようになりたい方、専門とする診療科を少しでも悩んでいる方は大学での全科ローテートコースを強くお勧めします。是非、内科医としての第一歩をここから踏み出しましょう。この文章を読んで下さった皆さんと将来同じ現場で働ける日を楽しみにしています。                            

篠﨑 太郎 君

TOPへ戻る

有意義な専修医研修

 私は佐野厚生総合病院で2年間初期臨床研修を行いましたが、リウマチ内科や血液内科、神経内科がなかったことから、各科の実臨床での専門的な治療や考え方にあまり触れずに研修を終えました。初期臨床研修をしているうちに内科医としての道へ進むことを決めた私は、研修を終えた段階では専門分野を決めることができませんでした。そのため、全科ローテートをしていく中で専門分野を決めたい考え、全科ローテートを選択しました。自分の一生涯のことを決めるのは中々簡単なことではないかと思います。また、初期臨床研修をしていく中で内科医として満遍なく最低限必要な知識や考え方を身につけるということは重要と感じていました。大学病院は全科が揃っていることで各科が合同で集学的治療を行うことが一般的です。その分各分野に関しては一任できるため、知識がなくても対応できてしまいます。しかし、市中病院は各科の専門医も少なく、そもそも常勤医がいないことさえあります。患者さんは様々な複合的な問題点を持っていることがほとんどで、それを総合的に対応しなければなりません。そのため、自ら総合的に考えていく力をつけるのは不可欠であり、その力を養う上では全科ローテートは最適な研修環境であると言える1年間でした。 各科の優秀な先生方に指導していただき、一緒にディスカッションができる機会は大変貴重です。また、優秀な同期と切磋琢磨して過ごせた1年間も大変有意義なものでした。全科ローテートをして得たものは、今後の医師人生の大きな財産になったと思っております。この経験を生かして、翌年以降関連病院先で研修できるシステムも素晴らしいものだと感じています。是非これを読んでいただいた皆様と、将来一緒に仕事できることを楽しみにしています。

鳥光 拓人 君