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キャリアデザイン

慶應の内科専修医コースに参加していただければ、私たちは先生方の知識と腕に磨きをかけ、明るい未来につなげます。慶應大学の内科の先輩達は、各大学、市中病院、研究機関、企業、官公庁など広い分野でリーダーとして活躍し、日本の医療の発展に尽くしています。海外で臨床医、研究医として活躍している医師も数多くいます。将来像をイメージしやすいように、各診療科の広報担当者に勧誘文を書いてもらいました。ぜひ、私たちと一緒に働きましょう。下記のコンテンツをお楽しみください。

循環器内科呼吸器内科消化器内科神経内科血液内科リウマチ内科
腎臓・内分泌・代謝内科老年内科

循環器内科へようこそ

講師 香坂 俊

循環器内科の進歩

現在の医療界にあって、循環器内科がスター的分野であることに異論を挟む人は少なかろうと思う。当科の医師たちを見ても、その決断の早さ、治療介入のスピードは素晴らしく、特に心臓の侵襲的検査、PCIやAblationといった治療手技(それぞれ年間400件程度を施行)、正確な心機能評価に関してはプロの技を感じる。しかも、現代の循環器内科分野には豊富なエビデンスが蓄積されており、泣く子も黙る各種のガイドラインも整備され、それが目を通す間もないほど頻繁にアップデートされる。

どんな研修を望むか?

こうした背景を踏まえて、若き医師達が何を目的に循環器内科研修を行うかということを考えてみたい。誰しも最初から自由自在にカテを扱えるスーパ循環器内科医であったわけではなく、そうした超専門的な分野のみに特化した研修が優れた研修であるというわけでもない。ある分野の専門医療と総合医療の分化が進んだ中で最高の医療を提供するには、「自分でも出来る」と考えることではなく、「よりよく出来る人がいるならその人の意見を尊重し、patient-centerで議論する」ことではないだろうか。

研修内容

当科では絶え間なく進歩する循環器分野の診療技術を身につけてもらうために、3-4年間を通じて、病棟(>12months)、カテーテル班(>4months)、不整脈班(4months)、心機能班(4months)を系統的にローテートし、早期からそれぞれの分野におけるState-of-Artに集中的に触れる機会を設ける。さらに、早期からのHands-onを心がけており、どの分野でも専門研修の後期(卒後7~8年目)に入った専修医が中軸を担って診療を行っている。そして、週を通じて行われるカンファレンス(外科合同カンファ、新入院カンファ、臨床講義、症例カンファ)や回診(チーフ回診、教授回診)を通じて各々の考えをフィードバックすることに最重点をおくようにしている。

最後に

何を望んで研修をするかは人それぞれであるが、現代医療のスペシャリストというのは、チーム医療の一員であることは何人にも否定出来ない。慶応義塾大学の循環器内科は最良の形で若い医師を育てることができるように努力を常に行っており、若手の医師が常に最前線に立ち、それをサポートする体制を整えている。また、研修中とはいえ、専修医が初期研修医や学生にとっても最も身近で良きロールモデルであって欲しいというのも当科の願いである。こうした、循環器各分野からの教え教えられという有機的なネットーワークが、当科の研修システムを支えていると言えるだろう。

当診療科出身者が活躍する主な施設

済生会宇都宮病院、足利赤十字病院、さいたま市立病院、国立病院機構埼玉病院、防衛医科大学、東京都済生会中央病院、東京歯科大学市川総合病院、東京医療センター、北里研究所病院、東京電力病院、稲城市立病院、国家公務員共済組合連合会 立川病院、永寿総合病院、国際医療福祉大学三田病院、杏林大学医学部、日本鋼管病院、川崎市立川崎病院、川崎市立井田病院、けいゆう病院、横浜市立市民病院、平塚市民病院、伊勢原協同病院、厚生労働省

循環器内科HP:http://cardioweb.cpnet.med.keio.ac.jp/

講師 香坂 俊

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呼吸器内科へようこそ

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研修内容

呼吸器内科医は肺を通して全身を診るオールラウンダーであり、感染症、アレルギー、 腫瘍、集中治療、慢性疾患と様々な疾患に対応できなければなりません。そのため、医師3-4年目は内科専修医として大学病院もしくは関連施設において内科の各診療科をローテートし、内科全体の基礎をより深く学びながら、主治医として患者を診療する土台を形成します。医師5-6年目からは慶應義塾大学病院の呼吸器内科に所属し、病棟ではオーベンとして働き、呼吸器診療について深く学んでいきます。また、呼吸器内科には4つの研究グループ(肺癌、喘息、COPD、感染症/急性肺損傷)があり、臨床だけではなく研究についても指導を受けます。これは、臨床と研究をバランスよく学ぶことで、医学の発展に貢献できるような優れた医師の育成を目指しているためです。大学病院に在籍している間に呼吸器専門医を取得し、医師8-10年目には関連病院の呼吸器内科に勤務します。その後、希望者は海外に留学し、帰国後は慶應義塾大学病院もしくは関連施設にて勤務します。

私の場合

私は、医師3年目は慶應大学病院の内科をローテートし、4年目は川崎市立川崎病院の総合診療科で後期研修を行いました。大学院に入学しなくても学位取得は可能ですが、大学院に入学したほうが研究期間が長く得られることと、より良い研究成果を目指すことができると聞いたので、医師5年目に大学院に入学しました。大学院卒業後、医師9年目から川崎市立川崎病院の呼吸器内科に副医長として勤務し、医師11年目からアメリカのコーネル大学に留学しました。留学先はいろいろな選択肢があり、同じ時期にアメリカのハーバード大学やNIHに留学している人もいました。私は喘息を専門としているため、アレルギー学会の専門医を取得しましたが、内視鏡、臨床腫瘍、感染症など様々な専門医の取得も可能です。留学の後、現在は慶應義塾大学病院にて助教として勤務し、臨床と研究を続けています。

最後に

慶應義塾大学の呼吸器内科は2019年6月より福永興壱先生が教授となり、専修医や医局員一人一人の希望や理想を考慮したオーダーメードのような研修プログラムを考えています。また、ライフワークバランスにも配慮し、夜間のオンコール制や有休制度なども導入し、非常に働きやすい環境になっていると思います。慶應義塾大学の医局で研鑽を積んだ呼吸器内科医は、どの病院でも活躍できる人材として非常に評価が高く、多くの先輩方が様々な関連病院の医長や大学病院の教授、講師として活躍しています。皆様の呼吸器内科への入局を心よりお待ちしています。

当診療科出身者が活躍する主な施設

北里研究所病院、川崎市立井田病院、川崎市立川崎病院、けいゆう病院、永寿総合病院、東京医療センター、立川病院、さいたま市立病院、埼玉メディカルセンター、佐野厚生病院、東京歯科大学市川総合病院、東京都済生会病院、済生会宇都宮病院、日本鋼管病院、日野市立病院

呼吸器内科HP:http://www.keio-med.jp/pulmonary/index.html

加畑 宏樹

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消化器内科へようこそ

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研修内容

消化器分野は食道・胃・小腸・大腸・肝臓・胆道・膵臓など多臓器をカバーするだけでなく、免疫疾患や悪性疾患、機能性疾患など疾患の性質も多岐に渡ります。また、消化器内科医は日進月歩で進化する内視鏡、CT、MRIなどの機器や癌遺伝子パネルなどの診断ツール、内視鏡やエコーを用いた治療機器、化学療法や生物学的製剤などの薬剤を使いこなして診療することが求められ、多臓器・多分野の横断的な総合力が求められます。慶應消化器内科の研修は、このような総合力を高いレベルで研鑽することに加え、それぞれのplus αを見つけられる研修にしたいと考えています。 慶應消化器内科には、出身大学を含め様々な背景を持つdiversity豊かな人材が集まっています。それぞれが思い描くキャリアデザインは個々で大きく異なりますので、ニーズに応じたオーダーメイドな研修内容を、指導医と一緒に考えながら決めていきます。目指す将来像には、例えば、多分野に精通した臨床能力を持つジェネラリスト、基礎研究で新たな知見の発見を目指すPhysician scientist、内視鏡や癌治療などのスペシャリスト、大規模臨床研究に携わる臨床医、医学教育に携わる臨床医、など様々ですが、それぞれの分野の最前線で活躍できる医師の育成を目指します。海外留学だけでなく、国内の他施設への留学も積極的にサポートしています。また、子育てをしながら研修ができるように仕事と家庭を両立しやすいような職場環境づくりを推進しています。

慶應消化器内科での研修

慶應消化器内科では臓器別に消化管チーム、肝胆膵チームの2チーム制で病棟診療を行なっており、それぞれのチームをローテート研修することで、集中的に各分野の疾患に触れる機会が得られます。また、上部消化管、下部消化管、肝臓、胆膵、腫瘍、内視鏡、免疫、再生といった臨床・研究グループに所属し、各分野でさらなる深みを目指すことが可能です。週1回の全体症例カンファレンスに加え、各臓器・分野別の臨床カンファレンス、リサーチカンファレンス、一般消化器外科・放射線科と合同で行う臓器別クラスターカンファレンス、オンコロジーボードなどに参加することで、診断から治療方針の決定に至るまでの過程を広い視野で学ぶことができます。また、移植医療など特定の施設でしか経験できない症例を経験することが可能です。診療手技に関しては、基本的な内視鏡検査・腹部US検査から、アドバンスドな治療内視鏡、ERCP、EUSからUS下穿刺手技など、ニーズに応じた研修内容を選択して技術を習得します。

慶應消化器内科出身者が活躍する主な施設

学校法人北里研究所 北里大学北里研究所病院、国家公務員共済組合連合会 立川病院、けいゆう病院、平塚市民病院、日本鋼管病院、埼玉メディカルセンター、江戸川病院、独立行政法人国立病院機構 埼玉病院、済生会中央病院、国際医療福祉大学 三田病院、国際医療福祉大学 成田病院、横浜市立市民病院、川崎市立川崎病院、川崎市立井田病院、東京歯科大学 市川総合病院、独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター、日野市立病院、聖母病院、独立行政法人国立病院機構 東京医療センター、山王病院、佐野厚生総合病院、水戸赤十字病院、永寿総合病院、済生会宇都宮病院、荻窪病院、独立行政法人国立病院機構 栃木医療センター、稲城市立病院、湘南慶育病院、済生会向島病院

消化器内科HP:http://www.keio-med.jp/gastro/

谷木 信仁

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神経内科へようこそ

教授 鈴木 則宏

 後期臨床研修終了後は、当研究室にて学位取得のための研究と神経内科専門医取得のため臨床に研鑽を積んでいただきます。さらに、サブスペシャリティーとして6つの専門研修コース(脳卒中、頭痛、神経変性疾患、神経免疫、認知症)を選択し、各専門チームの診療、研究に参加します。当研究室の教育システムにより、神経内科専門医、脳卒中専門医、頭痛専門医、認知症専門医の取得することが可能です。

 学位、専門医取得後は海外留学する機会があたえられ、北米を中心に世界的評価の高い大学、研究所に2-3年滞在し研究を発展させることができます。多くの当研究室出身者が、当大学以外に、富山大学、東海大学、埼玉医科大学、岩手医科大学、広島大学、北里大学などのアカデミックポジションで活躍されておられます。また関連病院は下記のごとく関東の中核病院を中心に多岐にわたり、当研究室OB が院長、内科部長などの要職を務めており、わが国の神経内科学の医療と研究の発展に中心的な役割をはたしています。

当診療科出身者が活躍する主な施設

東京都済生会中央病院、済生会宇都宮病院、足利赤十字病院、静岡赤十字病院 、水戸赤十字病院、さいたま市立病院、川崎市立川崎病院、済生会横浜市東部病院、静岡市立清水病院、東京医療センター、箱根病院 、稲城市立病院、立川共済病院、永寿総合病院、聖母病院、東京電力病院、北里研究所病院、美原記念病院、冨田病院

神経内科HP:http://www.keio-med.jp/neurology/index.html

教授 鈴木 則宏

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血液内科へようこそ

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 私は学生時代から医学研究に興味があり、bench-to-bedsideの魅力がある血液内科を志望していました。
 2013年に香川大学を卒業した後、母校で初期研修を行いました。当初は市中病院での研修を行い、速やかに大学院へ進もうと思っていましたが、臨床で過ごす時間が長くなるにつれて、より深く内科管理を学びたいという想いが大きくなりました。特に造血器腫瘍に対して抗癌剤投与を行うことが多い血液内科では、内科全般の基礎的知識や集中治療管理も求められることが少なくないため、専門に進む前にはこのような総合力を鍛える必要があると感じました。
 そこで卒後3年目から神奈川県の川崎市立川崎病院の総合診療科で後期研修を2年間行いました。全く縁もゆかりも無い、そして生まれて初めての地元を離れての生活でしたが、非常に教育的で、刺激的な毎日を過ごすことができました。川崎病院は慶應義塾大学の連携診療施設であり、慶應の「内科1科」という伝統を実践していました。週に1度、大学から勤務に来られていた血液内科の先輩が非常に優秀で尊敬できる方であったことから、自分も同じ研修を受けたいと思い、入局を決めました。慶應大学で働いたことがなかったため、受け入れて頂けるのか不安でしたが、快く受け入れて頂きました。また、慶應大学に帰室・入局する同期が多かったことも心強かったですし、決め手の一つになりました。
 卒後5年目からの大学勤務は心配も多かったですが、実際に働いてみるとその心配はすぐになくなりました。先輩方は非常にフレンドリーで、時に優しく、時に厳しく指導して下さり、血液内科の専門研修をスムーズに始めることができました。病棟診療の体制は、先輩とペアになって診療に当たっているため、小さな疑問点でも相談できますし、全体を統括しているチーフの先生もいらっしゃいますので、きめ細やかな指導体制になっていたことも安心して診療に臨めた一因だったと思います。また、慶應大学以外の大学からの入局者も多く、卒業大学に関係なく、「血液内科」を志した皆で高め合うことができる素晴らしい環境です。
 当科では造血幹細胞移植に力を入れており、豊富な症例を経験できます。カンファレンスでは移植適応やドナーソース、前処置について、一例一例丁寧に考え、経験に裏打ちされたアドバイスを受けることができるため、非常に勉強になります。また、他院からの紹介患者さんや院内コンサルト症例も多数ありますので、移植以外の幅広い血液疾患も経験可能です。大学病院というと「移植に特化している」というようなイメージがあるかもしれませんが、当科では、初診患者さんの診断から化学療法、造血幹細胞移植までを継続して担当医として診療に当たることが可能です。
 また、国内外の学会発表のチャンスが豊富であることも魅力です。国内学会では日本血液学会、造血細胞移植学会、感染症学会などに定期的に発表をしています。私はアジア太平洋骨髄移植会議(APBMT)や欧州骨髄移植学会議(EBMT)で移植後感染症に関する発表をさせて頂きました。また、学会発表後は論文化にも取り組んでいます。
 2年間の病棟勤務を経た後に、大学院へ入学し、研究を開始しました。マウスを用いた基礎研究から臨床検体を用いた研究まで幅広いテーマの中から希望に応じた研究が可能です。私は造血幹細胞の遺伝子編集の研究を行っています。学位を取得された先輩方はBloodやCell Stem Cellなどの最高峰のジャーナルに論文が掲載されています。また、学位取得後は、Stanford大学、New York大学、MD Anderson Cancer Centerなど世界トップレベルの研究機関で活躍されています。
 当科には尊敬できる一流の臨床医・研究医がたくさんいます。是非皆さんも慶應義塾大学血液内科の一員となり、一流の臨床と研究を体感してみませんか?

 

血液内科HP:http://www.keio-hematology.jp/

大学院医学研究科博士課程(血液内科) 城下 郊平

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リウマチ内科へようこそ

竹内 勤

 後期臨床研修が修了し、日本リウマチ学会専門医や学位を取得した後は、以下の様なキャリアデザインが考えられる。

  • 留学を経てさらに研究のキャリアを重ね、physician scientistとして自立
  • 関連病院へ出向しさらに臨床の研修を積み、リウマチ膠原病医として自立
  • 開業し地域医療に貢献
  • 製薬企業でメディカルドクターとして研究開発・マーケティングに携わる
  • 官庁で医療行政に携わる
  • 産業医として労働者の健康管理を行う

当教室出身者の多くは、海外留学を経て研究を進展させ、本学、北里大学、埼玉医科大学、東京歯科大学、東京大学、東邦大学、東海大学、聖マリアンナ大学、藤田保健衛生大学、名古屋市立大学、京都大学、University of Floridaなど様々なアカデミックポジションで活躍している。また、地域の中隔となる市中病院でリウマチ膠原病診療に携わるOB/OGや、リウマチ膠原病学を通じて全身を幅広く診るトレーニングを積み、generalistとして地域医療に貢献するOB/OGも多い。生物学的製剤などを中心とした分子標的免疫治療が医薬品マーケットにおいて重要性を増す中、リウマチ膠原病医は製薬業界でのニーズも高くなっている。他にも、医系技官や産業医として活躍している教室出身者もいる。このように、当教室は将来様々な分野で活躍する人材の育成に注力している。

当診療科出身者が活躍する主な施設

北里研究所メディカルセンター病院、埼玉医科大学総合医療センター、東京歯科大学市川総合病院、練馬総合病院、東武練馬中央病院、都立大塚病院、PL東京健康管理センター、宮内庁病院、山王病院、東京大学医科学研究所附属病院、国立病院機構 東京医療センター、東邦大学医療センター 大森病院、東邦大学医療センター、大橋病院、東京都立荏原病院、東海大学医学部、聖マリアンナ医科大学医学部、川崎市立川崎病院、川崎市立井田病院、社会福祉法人聖テレジア会、聖ヨゼフ病院、医療法人社団白寿会、田名病院、藤田保健衛生大学医学部、名古屋市立大学大学院医学研究科、京都大学大学院医学研究科、池田市立池田病院、医療法人圭良会、永生病院、日本生命保険相互会社、エーザイ株式会社、University of Florida(順不同)

リウマチ内科HP:http://www.keio-rheum.jp/

リウマチ内科教授 竹内 勤

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腎臓・内分泌・代謝内科へようこそ

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 腎臓・内分泌・代謝内科は全身を診ることができる医師の育成を目指しています。 昨今肥満の増加に伴い、糖尿病やメタボリックシンドロームが増加しています。高血圧、糖尿病などにもとづく血管障害により心疾患、慢性腎臓病が生じます。これらの病気によって認知症、寝たきり、感染症といった問題が起こってきます。また、肥満やメタボリックシンドロームに高頻度に発症する癌の存在も脚光を浴びています。これらの疾患をWHOでは「非感染性疾患(Non-Communicable Diseases, NCDs)」として位置づけ、最重要医療課題としています。我々腎臓・内分泌・代謝内科は研究面、臨床面の様々な取り組みで、NCDsの総合医療を目指しています。

研修内容

初期臨床研修終了後であれば、どのタイミングでも入局可能です。入局後、一般的には大学病院で3~4年程度臨床、研究に従事します。臨床に関しては、専門領域を腎臓・内分泌または代謝・内分泌のいずれかから選択します(内分泌領域はどちらを選択しても研修することができます)。主に卒後5年目に病棟配属となり、病棟業務に従事します。6年目以降は他科コンサルテーション、外来業務、後輩医師・研修医・医学部生の指導などを行います。また、希望により腹膜透析や経皮血管形成術(PTA)、腎生検、1型糖尿病に対するSensor augmented pump(SAP)、甲状腺穿刺吸引細胞診などの技術習得が可能です。また、希望者は腎臓・内分泌・代謝全ての領域を研修し、専門医取得を目指すことも可能です(マーメイドプロジェクト)。腎臓専門医、糖尿病専門医、内分泌専門医、透析専門医、高血圧専門医、甲状腺専門医などの複数の専門医を取得することが可能です。 入局1年目より学位取得を目指した研究活動を行います。希望者は大学院への進学も可能です。大学在籍中に学位の取得を目指します。大学病院での研修終了後は個人の希望により、国内外の著明な研究室(Harvard大学,Washington大学、京都大学等)への留学が可能です。当教室の関連病院、慶應義塾大学病院他部署(予防医療センターや保健管理センターなど)で勤務される先生もいます。

私の場合

私は内分泌学を勉強したいと思い、卒後3年目で腎臓・内分泌・代謝内科に大学院生として入局しました。研究面では猿田享男現名誉教授、柴田洋孝現大分大学教授のご指導の元で副腎腫瘍と核内受容体の研究を行い、臨床面では腎臓・内分泌の臨床業務に従事しました。学位取得後は米国のDuke大学のDonald McDonnell教授の元で核内受容体の研究を行い、帰国後は関連病院での勤務中に伊藤裕教授よりお話をいただき、甲状腺専門病院である伊藤病院で2年間の研修をさせていただきました。伊藤病院では数多くの甲状腺疾患の患者様を診察させていただきながら、吉村弘内科部長にご指導いただき、甲状腺の臨床研究を行いました。その後、慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科で甲状腺を中心とした内分泌疾患の臨床・研究に従事しています。 入局当初は内分泌という大きな目標はありましたが、自分が甲状腺を専門にするとは思っていませんでした。腎臓・内分泌・代謝内科入局後の様々な経験、後輩の私を引き上げていただいた先輩の先生方のご助力により、今の自分があると思っています。自分が受けたものを少しでも後輩の方々にお返しできたらと思っています。

当診療科出身者が活躍する主な施設

教室の出身者から,当大学以外にも東京医科大学、東京女子医科大学、防衛医科大学校、大分大学、埼玉医科大学、国際医療福祉大学、東京歯科大学市川総合病院など多くの教授が輩出しております。また、関東地方を中心に多くの関連病院・協力病院*で当科出身者が活躍しています。 *関連病院・協力病院 済生会中央病院、済生会向島病院、国際医療福祉大学三田病院、国立病院機構医療センター、北里研究所病院、都立大塚病院、日野市立病院、国家公務員共済組合連合会立川病院、永寿総合病院、聖路加国際病院、成育医療研究センター、練馬病院、荻窪病院、横浜市立市民病院、川崎市立井田病院、川崎市立川崎病院、けいゆう病院、平塚市民病院、日本鋼管病院 JCHO埼玉メディカルセンター、さいたま市立病院、防衛医科大学校、埼玉医科大学 東京歯科大学市川総合病院、東京ベイ浦安市川医療センター、水戸赤十字病院、佐野厚生病院、静岡赤十字病院、静岡市立清水病院

 

腎臓・内分泌・代謝内科HP:http://www.keio-emn.jp/

講師 小林 佐紀子

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老年内科

老年内科は「総合診療科」に名称変更いたしました(平成26年4月1日)。