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Achievements

けいゆう病院出向中の小澤拓矢先生らの論文がHypertens Resに掲載されました。

題名

Calcium channel blockers may reduce the development of long COVID in females.

著者

Ozawa T, Kimura R, Terai H, Takemura R, Namkoong H, Kondo M, Fukuda K, Yagi K, Asakura T, Masaki K, Chubachi S, Miyata J, Ohgino K, Kawada I, Kagyo J, Odani T, Kuwahara N, Nakachi I, Ishii M, Sato Y, Fukunaga K.

掲載ジャーナル

Hypertens Res. 2023 Nov 17. doi: 10.1038/s41440-023-01501-w. Online ahead of print.

【邦題】

カルシウム拮抗薬が女性のCOVID-19罹患後症状を抑制する可能性

【論文要旨】

性別や年齢によって罹患後症状は様々であり、リスク因子は不明なままである。そこでわれわれは、COVID-19患者を分類してサブグループ解析を行った。日本での多施設コホート研究として、質問票を用いて、2020年11月から2022年3月までにCOVID-19と診断され、入院した18歳以上の患者を対象とし、一般化推定混合モデルを用いて解析した。

合計1,066人の患者が登録された(女性361人、男性620人)。高血圧が最も多い合併症であった(n = 344;32.5%)。高血圧を有する女性は、高血圧を有さない女性に比べて、罹患後症状を発症する可能性が有意に低かった(OR 0.51; 95%CI 0.27-0.98、p = 0.043)。女性では、高血圧であることよりもむしろカルシウム拮抗薬投与が、脱毛症(OR 0.14; 95%CI 0.03-0.67、p = 0.015)、記憶障害(OR 0.14; 95%CI 0. 02-0.82、p = 0.029)、睡眠障害(OR 0.17; 95%CI 0.04-0.67、p = 0.012)、耳鳴り(OR 0.23; 95%CI 0.05-0.98、p = 0.047)、喀痰(OR 0.31; 95%CI 0.10-0.92、p = 0.035)、発熱(OR 0.33; 95%CI 0.12-0.93、p = 0.036)といった罹患後症状の発症低下と相関した。

以上より、カルシウム拮抗薬投与がいくつかの罹患後症状を抑制する可能性が示唆された。

【本論文の与えるインパクトや将来の見通し】

本研究では、女性のCOVID-19患者について、高血圧を有する女性で罹患後症状を発症するリスクが低下すること、さらに追加の解析で、高血圧よりむしろカルシウム拮抗薬投与が罹患後症状の発症を低下させることが示唆された。罹患後症状の病態解明のため、更なる研究が必要である。


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